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悪性リンパ腫・白血病の対処法

 

 


 悪性リンパ腫は、血液のガンの一種で白血球を構成するリンパ球がガン化する病気です。同様に血液の病気である白血病は、骨髄を中心にガンが骨髄中でがん化して、無制限に増殖し続ける病気です。

 悪性リンパ腫の最も一般的な症状は、リンパ節腫大です。頚部など腫れてきますので手で触っても分かりますし、腫れは外部からも確認できます。腋の下や股の付け根のリンパ節腫大で見つかることもあります。

 リンパ球は、外部から体内に侵入したウィルスや細菌などの病原体を攻撃し、排除して、感染を防ぐ働きをしています。いくつかあるリンパ球の中で、悪性リンパ腫に主に関係しているリンパ球は、「B細胞」と「T細胞」と呼ばれている2種類です。

 悪性リンパ腫には、大きくホジキン病(HD)と非ホジキンリンパ腫(NHL)の2つに分類されます。HDは欧米人に多く、比較的化学療法や放射線照射に対する感受性が高く、また、リンパ節外病変は稀にしかないという特徴があります。日本では、ほとんどNHLで、中でもB細胞がガン化したB細胞リンパ腫が、悪性リンパ腫の約70%を占めています。



 悪性リンパ腫が疑われるときは、血液検査で腫瘍マーカーを調べます。確定診断をするには、腫れているリンパ節の病変を一部切除して、組織を顕微鏡で調べる「リンパ節生検」があります。

 悪性リンパ腫であることが確定したら、ガンの広がりを調べるために「CT(コンピューター断層撮影)検査や、PET(陽電子放出断層撮影)、超音波検査などが行われます。さらに、骨髄内の病変を調べるために、骨髄検査も行われます。

 悪性リンパ腫の治療は、放射線療法や、抗ガン剤などによる薬物療法などが、病気の進行度に応じて行われます。

悪性リンパ腫・白血病になりやすい人


1.悪性リンパ腫は、50〜60代の人。
2.白血病は、小児や高齢者。
3.急性白血病は、若い人。

悪性リンパ腫・白血病の兆候


1.鼻血や歯茎からの出血が頻繁に起こる。(白血病)
2.一週間以上の発熱がある。(悪性リンパ腫、白血病)
3.貧血やめまいが起こる。 (悪性リンパ腫、白血病)
4.動悸や息切れがする。  (白血病)
5.青あざができやすい。  (白血病)
6.首の付け根や脇の下にしこりがある。(悪性リンパ腫)


悪性リンパ腫・白血病の予防・改善法


1.コラーゲンで悪性リンパ腫が1年で消えた
  (榎木義祐 榎木医院院長)
2.全がん
  (がん共通の予防・改善法を参照して下さい。)
 

ガン克服のためのがん別対処法

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