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喉頭がん・咽頭がんの対処法

 

 


喉頭がん


 喉頭がんとは、声帯及びその上下に発生するガンです。喉頭は、喉仏の位置にある器官で、空気の通り道で、声帯(声門)を振動させて声を出す働きがあります。


 喉頭がんは、圧倒的に男性に多く、しかもタバコを吸う人に非常に多いことから、喫煙が最大の危険因子とされています。

 ガンができる部位によって、声帯より上にできるガンを「声門上がん」、声帯にできるガンを「声帯がん」、声帯より下にできるガンを「声門下がん」の3つに分けられます。

 声門がんでは、声のかすれがあります。進行すると、呼吸困難や血痰などの症状がみられます。声門上がんは、かなり進行するまで声に影響はなく、魚の小骨が刺さったような痛みや血痰があります。

 声門下がんは、進行するまでほとんど無症状です。声のかすれが2〜3週間以上治らないときは、早めに受診されるとよいでしょう。

咽頭がん


 咽頭がんは、上咽頭がん中咽頭がん下咽頭がんの3つに分かれます。上咽頭は、鼻腔後方に位置し、その下方は、中咽頭につづく上気道の一部です。上咽頭外側で、耳管によって両側の中耳腔とつながります。

 がんの初期では、ほとんどが無症状ですが、腫瘍が大きくなると耳管を狭窄するために、中耳炎のような症状が出てきます。上咽頭がんではEBウイルスの関与がいわれています。

 中咽頭がんは、扁桃腺(口蓋扁桃)や舌の付け根(舌根)に生じやすく、多くは扁平上皮がんといわれるタイプのがんです。

 中咽頭がんの初期には、のどの異物感、違和感、軽い痛みなどがあります。実際に食物を飲み込むときに感じる痛みや、しみる感じがあれば注意したほうがよいでしょう。

 あまりはっきりした症状はなくても、片方の扁桃腺だけが大きく腫れて気がつくこともあります。また、中咽頭がんは頸部リンパ節に転移しやすいので、この場合は首まわりのしこりでわかります。

 中咽頭がんや下咽頭がんではアルコールやたばこ、食物、環境因子などとの因果関係があるとも報告されています。

 下咽頭がんは下咽頭の組織にがん細胞を認める病気のことをいいます。咽頭は、鼻の奥から食道に至るまでの食物や空気のとおり道で、上・中・下咽頭と3つの部位に分けられます。

 下咽頭がんの原因はわかっていませんが、喫煙や飲酒と関係があるといわれています。ヘビースモーカーや大酒飲みの方ほど下咽頭がんにかかりやすく、男性は女性の4〜5倍の頻度で発生しています。

喉頭・咽頭ガンになりやすい人


1.酒をよく飲む人。
2.タバコを吸う人。
3.40歳以上の人。
4.男性。

喉頭・咽頭ガンの兆候


1.原因不明の声のかすれが1カ月以上続く。(喉頭ガン)
2.片方の耳だけに、耳鳴りや難聴が起こる。(咽頭ガン)
3.食べ物を飲み込んだときにのどに軽い痛みがある。  (咽頭ガン)
4.鼻づまりがしたり、鼻をかんだとき、出血したりする。(咽頭ガン)

喉頭・咽頭ガンの予防・改善法


1.スピルリナの粒食品で喉頭がんが消えた
  (久郷晴彦 健康科学研究所所長)
2.コラーゲンで咽頭ガンが4ケ月で消えた
  (榎木義祐 榎木医院院長)
3.全がん
  (がん共通の予防・改善法を参照して下さい。)
 

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