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ガン予防と治療に「爪もみ療法」

 

 


 副交感神経を刺激することによって、ガンの予防や治療に役立つものがあります。それが「爪もみ療法」という健康法です。爪もみ療法は、日本自律神経免疫治療研究会理事長の福田稔先生の考案によるもので、手の親指と人差し指、中指、小指の爪の生え際を刺激する方法です。

 手の指先には神経が密集しているために、押しもみすることで、交感神経に傾きがちな自律神経を効果的に刺激することができ、副交感神経優位へ導くことができる訳です。

 もむ場所は、爪の生え際の角ですが厳密な位置ではなく、おおよそ爪の生え際であればいいのです。もんでいくと、交感神経の過度の緊張を抑えることができるので、顆粒球が減少することになります。

 同時に、副交感神経が優位になるために、リンパ球が増えて血液循環がよくなります。このようなことから、手の指は内臓の働きととても深い関係があることは、古くから知られています。

 親指は肺などの呼吸器、人差し指は胃腸などの消化器、小指は心臓や腎臓などの循環器の働きを高めます。中指は、耳の症状に効果があって交感神経の緊張を抑える働きがあるといいます。


 どの場所に発生したガンでも、原因は交換神経の緊張による顆粒球の増加と血流障害にあると考えられていますから、たとえば胃ガンなら人差し指を念入りにもむといいとされています。

 もみ方は、一方の手の親指と人差し指で、もう一方の手の爪の生え際を両側からつまみ、そのまま押しもみします。普通は、10秒ずつします。念入りにもむ指は、20秒くらい押して下さい。一日1〜2回くらいのペースでいいでしょう。

 押すときの強さは、爪の生え際にやや強めの痛みを感じるくらいです。弱すぎると効果がないので、痛いなと感じるくらい押します。

 人によっては、症状が一時的に悪くなったり、手が熱っぽく感じられることがあるようです。しかし、これは病気が良くなる前の生理的な反応なので、心配せずに刺激は続けます。

 刺激を止めてしまうと、元に戻ってしまいます。早い人は数日で、普通は一ヶ月くらいから、症状が改善されていくのが実感できるようになります。
 書籍「ガンが逃げ出す生き方」安保徹、石原結實共著に紹介されている爪もみ療法は、次のようなものです。
爪もみ療法

「爪もみ療法」の要点


もむ指の刺激のやり方


 爪の生え際から、2ミリほどの指の付け根側を刺激します。
手指の爪もみ療法   足指の爪もみ療法

 たとえば、右手の親指を刺激する場合は、左手の親指と人差し指で、みぎての爪の付け根をギュッとはさんで刺激します。

 厳密な位置にこだわらなくても、刺激は十分伝わります。もむ時は、ギュッギュッともんでも、ギューッと押し続けても結構です。

 少し、痛いけど気持ちいい刺激が得られるようにします。出血したり、アザになるほど強く刺激するのは禁物です。
爪もみ療法

各指の効果

 親指  :肺などの呼吸器
 人差し指:胃腸などの消化器
 中指  :耳なり、難聴に効果
 薬指  :交換神経を刺激(軽いうつ、だるい、低血糖、眠い等の場合のみ)
 小指  :心臓や腎臓などの循環器

 下半身の症状を改善したい場合には、足の指ももむといいです。両足のすべての爪の生え際を手の場合と同じように刺激します。

 さらに、詳しくお知りになられたい方は「免疫を高めて病気を治す「爪もみ」療法DVDブック 」安保徹、福田稔共著、「ガンが逃げ出す生き方 人は勝手に125歳まで生きる」安保徹、石原結實共著をご覧になると良いと思います。

爪もみの期待効果とは?


 1.自律神経の調整効果
   5本の指すべてを押しもみすることで、交感神経が優位になりすぎたり、
   副交感神経が優位になりすぎたりすることはありません。体調に応じて最適
   な自律神経のバランスを保ちます。

 2.血行の促進効果
   自律神経のバランスが回復すると、血流がよくなります。指先は神経と共に
   毛細血管が集中しているので、爪もみはこれらの血管を直接的に刺激し、
   血液を静脈に送るポンプの役割をしてくれます。

 3.代謝アップ・毒だし効果
   体内の老廃物やストレスなどによる毒は、血流に乗って排泄器官に送られ、
   尿や便、汗や呼吸などによって、外に排出されます。爪もみで自律神経が整
   えば、血液の流れがよくなり、これらの老廃物や毒の出も良くなります。
   すると血液のながれも良くなり、新陳代謝も良くなります。

 4.冷え取り効果  
   からだの熱は、血流によつて全身に運ばれますので、爪もみによって血流が
   よくなれば、冷えたからだは温まり、体温も上がってきます。

 5.免疫力の正常化  
   免疫は白血球の働きに依存しています。白血球の働きは自律神経が調整して
   いますので、爪もみによって自律神経が本来の働きを回復すれば、妨げられ
   ていた免疫力も復活してきます。

爪もみ体験例


低体温が2℃近く上昇!(50歳代)


 ストレスがたまると胃がジクジクと痛くなる体質で生理痛も重い方で、いつも鎮痛剤に頼っていました。書店でたまたま見つけた本に「爪もみ」療法が載っていました。

 胃が痛くなったとき、試しに爪もみをやってみました。すると、爪もみをやったあと胃をさすると痛みがサッと消えたのです。すっかり、気に入ったので、爪もみを熱心にするようになり、鎮痛剤もいらなくなりました。

 その後、家庭のイザコザなどが原因でうつ病になってしまい、精神的、肉体的にも落ち込んでしまいました。そんな中で、爪もみのことはすっかり忘れていました。

 体調が悪い状態が続き、不眠もあり、体温は平熱で35.1℃しかありませんでした。また、子宮筋腫で突然の不正出血などありクリニックに通うようになりました。

 クリニックに通いながら、不思議と爪もみのことを思い出して、毎日爪もみをしました。するとほどなくして不正出血は止まり、おりものも正常になりました。子宮筋腫が小さくなったようです。

 その後、体調はどんどん改善していき、体温も36.8℃にまで上がってきたのです。現在も、両手足の指を20秒ずつ刺激しています。

前立腺ガン治療後の尿漏れ完治、腫瘍マーカー正常(60歳代)


 ある日、体が痛み両足がしびれて動かなくなってしまいました。すぐに病院で検査を受けると、PSA値が2000もあり、前立腺ガンと判明しました。

 ガンは背骨や腰にも転移して、それが原因で両足が動かなくなったとのことです。ここまでくると手術も遅すぎるので、放射線治療とホルモン療法を受けることになり入院しました。

 入院中は絶対安静で、両足は動かないので尿道にカテーテルを入れていました。1カ月半後、どうにか治療が成功して奇跡的に退院できました。

 しかし、安心したのもつかの間、退院後は入院中ずっと尿管に管を通していたため、尿漏れに悩まされました。トイレに行きたいと思った時はすでに手遅れで、ズボンを下ろすともう尿がもれていたのです。

 そのため、尿パッドをつけましたが、ズボンやパンツは汚れないものの、においで困りました。また、尿漏れだけでなく、頻尿にも悩まされました。

 そんなある日、「爪もみ」のことを知り、半信半疑でやってみました。1本の指に対して、10秒ほど時間をかけて爪もみをします。すべての指が終わったら、尿漏れの改善につながると言われる小指をもう一度刺激しました。

 これを1日4〜5回、手の空いた時間に行いました。こうして、約1ケ月後のことでした。だんだんに尿漏れが少なくなっていることに気づいたのです。

 それから、2ケ月後には、尿漏れは一度も起こっていません。それから、PSA値は0.03まで下がって、現在は元気に歩いています。頻尿の方は、あまり変わっていませんが、今後改善するのではないかと期待しています。
 

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