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ウォーキングで体調改善

 

 


一日30分以上歩いて、乳がん死亡率半減!


 健康な人が適度な運動を続けると、乳がんにかかりにくくなることは以前から知られていましたが、ハーバード大学の研究によって、すでに乳がんにかかった人でも、よく歩いたりして運動すれば、死亡率が低くなることが証明されています。

 乳がんに関するハーバード大学の研究グループは、末期がんを除いた乳がん患者約3,000人を対象に、平均8年にわたって追跡調査を行いました。

 その結果、一週間に3〜5時間のウォーキングや、それに相当する運動を行っていた人たちは、一週間に1時間未満しか行わない人たちに比べて、乳がんによる死亡率が50%も低かったのです。


 スウェーデンでは、40代〜70歳代までの男性4万人を対象にして、大規模な調査が行われたそうです。それによれば、1日30分間散歩したり、自転車に乗ったりして運動した人ががんになった場合、運動が30分以下だった人に比べて、30%以上も長生きすることが明らかになったといいます。

大腸がんになる率も半減!


 米国のハーバード大学の卒業生約17,000人を対象に12〜16年に亘って追跡し、運動と死亡率の関係を調べた有名な経過比較調査・研究があるそうです。
 この結果によると、運動をあまりしなかった(エネルギー消費量が一週間に2,000Kcal未満)人たちは、中程度の運動(1,000〜2,500Kcal/週)や高度の運動(2,500Kcal以上/週)を続けていた人たちに比べて、結腸がんになる危険度が、2倍も高くなったということです。
 この結果は、東京ガス(株)健康開発センター調べ(右図)でも同じ様な傾向を示しています。
運動とがんの死亡率

つまり、よく歩いたり適度な運動をしたりしていた人は、大腸がんになる率が5割も低かったということです。

正しいウォーキングのやり方


 食事と運動だけで体がみるみる変わる!という安保徹、石原結實共著「ガンが逃げ出す生き方 人は勝手に125歳まで生きる 」の中で「正しいウォーキングの方法」が紹介されています。それによる歩き方は次のように記載されています。

年齢別歩くスピードと一日の歩数

 30代...85m/分、1万歩
 40代...80m/分、9000歩
 50代...75m/分、8000歩
 60代...70m/分、7000歩
 70代...60m/分、6000歩

タイプ別のウォーキング法

 ・肥満タイプ
  90m/分以上の速歩きを1回30分以上
  週に最低3回、できれば4回以上する。
 ・糖尿病が心配な人
  70〜80m/分のややゆっくり歩きを
  最低20分以上毎日する。
 ・高血圧の人
  60m/分以上のゆっくり歩きを
  1回20分週に3回以上する。


速足歩きの上手なやり方

 私たちの体には、病気から身体を守る免疫という機能が備わっています。異物が混入したり、体の細胞ががん化したりすると、この免疫機能が働きます。各種の研究結果により、適度なウォーキングは免疫メカニズムの強化につながり、よく歩く人ほどがんになりにくいことがはっきりしてきました。

 特に白血球の一種で、がんの発生や増殖を抑えるナチュラルキラー細胞の働きが、活発になるということが明らかになっています。

 お友達や家族で、楽しみながら運動を続けることができれば、より効果的でやりがいもでてきます。歩くことによって、がんの予防や改善に心がけるようにしましょう。
 

ガン克服のための運動・刺激療法

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