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甲状腺がんの対処法

 

 


 甲状腺は、喉から首の辺り(頚部)にあり、体の機能に欠かせない数々のホルモンを分泌する役割を担っています。

 甲状腺がんの発症は、男性より女性に多く、がん全体の症例の約1%と少ないがんです。甲状腺にしこり等、気になる症状が現れたら、医師の診察をお勧めします。

 東大付属病院放射線科准教授の中川医師によれば、「甲状腺がんは、なんら人体に危害を加えることもなく、治療の必要もないがん」といいます。


甲状腺がんで危険なもの


 甲状腺がんは治りやすいがんとされていますが例外的に治りにくい種類のものがあります。たとえば、甲状腺未分化がんです。

 甲状腺がんの全体の症例数の約5%程度しかない未分化がんが発症すると、いきなり生命へのリスクが高まります。

 甲状腺未分化がんは、抗がん剤も放射線も効きませんので、がんの3大標準治療法(手術、放射線、抗がん剤)が適用できません。むしろ、何も治療しないほうがいいかも知れません。

 見つかったら、転移や痛みもありますので緩和ケアへ移行することになります。いろんな先端治療に手を出して心身をさらに痛め続けるより、余命数ヶ月と思って生き方・生活習慣 を見直し、今、生かされていることへの感謝で余生を過ごすことが大切になります。

甲状腺がんになりやすい人


1.成人前に顔や首に放射線治療を受けた人。
2.25〜65歳の人。
3.甲状腺肥大の経験がある。
4.甲状腺疾患または甲状腺がんの家族歴がある。
5.女性。
6.アジア系人種。

甲状腺がんの兆候


1.首の前側に、しこりがある。
2.声がかすれたり、しわがれ声になる。
3.水やお茶を飲むときにむせてしまう。
4.食べ物がのどにつかえた感じがある。
5.声がかすれたりする。

甲状腺がんの予防・改善法


1.全がん
  (がん共通の予防・改善法を参照して下さい。)
 

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