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ストレスは病状を悪化する

 

 


 


ストレスは免疫力の低下を招く!


 ガンは不治の病ではありません。医者が治せない病かも知れませんが、ガンは治る病気なのです。いたずらに怯える必要はありません。むしろ、ガンを恐れ怯えることがストレスになって、病状を悪化させてしまいます。

 明るくて朗らかな人、些細なことにはこだわらない人は、ガンに罹りにくいし、罹ったとしても再発や転移は少ないといいます。反対にこだわりが強く、暗い人はガンが治りにくいのです。
 ストレスは、ただの心理的な重圧ではありません。

 身体の面にも影響を与え、血糖値やを血圧・コレステロール値を上げたり、免疫力を低下させたりして、さまざまな病気を引き起こす原因となります。

 多くの病気は、「働き過ぎ、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎ」などの過度なストレスによって、交感神経が一方的に緊張することで起こってきます。

 特にガンの患者にとって深刻なのは、ストレスの影響による免疫力の低下です。

 免疫力は、主に血液中の白血球の一部であるリンパ球が担っており、小さな病原体やガン細胞を処理しています。

 つまり、リンパ球の数が多いほどガンは進行しづらくなるのです。

 ただし、リンパ球の数は常に一定ではなく、自律神経によって調節されています。

 具体的には、自律神経の一種でリラツクスしているときに働く副交感神経が優位になるとリンパ球は増え、悩みや心配事を抱えて副交感神経が働きにくくなるとリンパ球は減ってきます。

 交換神経の緊張が続くと、アドレナリンの作用が強まり、顆粒球が増加します。

 その結果、血流障害やリンパ球の減少、排泄・分泌能力の低下が起こり、免疫力が低下します。

 顆粒球は外から侵入してくる細菌を処理し、感染症を防ぐ大切な働きをしていますが、増えすぎると組織破壊などの害をもたらします。

 そこで、免疫力を強めるためにも日頃からガンは絶対に治ると心に言い聞かせ、前向きな気持ちで生きることが大切になるわけです。

交換神経優位のタイプ
副交換神経優位のタイプ

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強いストレスがガンを招く!


 がん患者を調べると多く患者が低体温で、血液中に含まれる酸素が少ないという共通点が指摘されています。しかも、血糖値も高めの人が多いのです。

 このことはネズミを使った動物実験でも証明されています。ネズミに強いストレスを与えると、低体温、低酸素、高血糖の状態になるのです。

 交換神経が緊張したとき、分泌される物質、アドレナリンノルアドレナリンを直接投与しても、低体温、低酸素、高血糖の状態になります。この状態がガンを生み出すのではないかというのです。

 なぜ、低体温、低酸素、高血糖になるとガンになるのでしょうか?人間が活動するエネルギーを生み出すやり方には、2つの手段があります。

 ひとつは、ミトコンドリアによるものです。細胞内に寄生するミトコンドリアが酸素を使って呼吸するとき、発生するエネルギーを活用する方法です。

 もうひとつは、酸素を利用せずエネルギーを生み出す解糖系によるものです。人間は命の危険にさらされたとき、息を止めて、全力疾走で逃げ出します。

 生命の危機にさらされるような、強いストレスがかかった状況では、交感神経が緊張し、血流が抑制され、低体温、低酸素、高血糖の状態になります。ただし、これは緊急時のときです。

 このような低体温、低酸素、高血糖の状態が長期にわたって続けば、健康状態は悪化してきます。低体温は体を冷やしますし、低酸素はやつれを生じます。高血糖が続けば、糖尿病になってしまいます。

 このような身体にとって過酷な環境が続くことで、細胞のガン化を起こすことになります。がん患者の多くはミトコンドリアが極めて少ないのです。

 がん患者は、非常に忙しかったり、大きな悩みがあったり、95%くらいの人が、強いストレスを受けているといいます。つまり、この激しいストレスで、低体温、低酸素、高血糖の状態がつくられているのです。

ストレスから脱却するには?


 人生を無駄にしたくないと一生懸命頑張っている人や、悩みの多い人は、生き方を見直すことが大切です。精神的な圧力が影響して、長い間に頑固なストレスになっていることがあります。

 特に、がん患者は、心の持ち方次第で、ガンの恐怖から生まれるストレスが大きくなったり、小さくなったりしていると考えられます。

 このような精神的なストレスは、ガン患者の免疫力を低下させます。そこで、免疫力を強めるためにも、日頃から「ガンは絶対に治る」と心に言い聞かせ、前向きな気持ちで生きること、これがストレスから脱却する最重要ポイントになります。

 「ストレスから逃れるには、東洋人特有の「恩」とか「感謝」の気持ちが大切である」ということに気づき、ありとあらゆるものに感謝したらガンが治ったという話は少なくありません。このことは、人の心の状態が、ガンという病気に大きな影響を及ぼすことを立証したといっていいでしょう。

ストレス解消法


 身体にとって副作用のないストレス解消方法はたくさんあります。心身をリラックスさせる習慣を身につけることが大切です。

 例えば、ぬるま湯のお風呂に入ったり、ゆっくり食事を楽しみながらとったりすれば、副交感神経が優位になって免疫力が高まりやすくなります。

 あるいは、ヨガがガンの恐怖や不安を軽減させ、心身を活発にする効果があるといいます。これは米テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターで行われた試験です。

 乳がんの患者さんにヨガを実行してもらったところ、何もしなかった患者や簡単なストレッチしてもらった患者に比べて、身体が疲れにくくなって不眠が改善したり、ストレスホルモンの低下も認められたそうです。これは、ストレスが少なくなっていることを意味しています。

 ガンによるストレスは、治療が成功して病気が治った後も続きます。ガンは転移や再発を繰り返すため、少しからだの具合が思わしくなだけでも「ガンが再発したのでは?」し不安になるのです。

 こうしたガンによるストレスを抱えた人には、ヨガはおすすめです。ヨガは頭の中であれこれ考えずに、無心に近い状態になれることです。

 例えば、緊張しているときに肩に意識を集中させて、力をスーッと抜いて見てください。すると、自然に気分が静まるはずです。これは、自分の身体に心をゆだねたことによって起こります。

ストレス解消ヨガのやり方


ストレスをぶっ飛ばす「笑いヨガ」!


 現在、いろんな悩みでストレスを抱え、年間3万人もの人が自殺している世の中です。笑うことで、少しでも心が和らぎ、ストレスが軽減されてくれば活力も上がってきます。

 笑いヨガ は、「笑いの体操」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせた運動法です。 笑いが健康に良いことは、知られています。興味のある方は、こちらも是非、参考にしてみて下さい。
笑いヨガ
 

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