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大腸がんの対処法

 

 


大腸がんは治りやすい?!


 ここ十数年、食生活の欧米化などの影響で、大腸がんは日本でも急増しています。男性では、大腸がんに罹る割合を示す罹患率は、胃がんに次いで2位、女性では、乳がんを上回って第1位になっています。
 

大腸がんは、早い時期に発見されれば、ほぼ完全に治すことができるとされています。大腸がんの進行度(ステージ)は、0〜4期まであります。
 

 0期は、がんが粘膜にとどまっている状態です。
 

 1期は大腸の壁にとどまるもので5年生存率は95%超で、特に0〜1期では、手術でがんを取り除いたら5年間の「経過観察」でよしとされるようです。
 

 2期は大腸壁を超えてはいるが、隣接する臓器にまで至っていないものです。0〜2期くらいまでは治療率は高いとされます。
 

 3期になるとリンパ節への転移があり、このあたりから、手術の前に化学療法でがんを叩くことも行われ、3期にあたりから再発の傾向も強くなります。3期の5年生存率は70%くらいです。
 

 4期は、腹膜、肝臓、肺などの遠隔転移が生じた状態をいいます。4期の場合は、肝臓や肺などに遠隔転移しているがんを切除して、大腸の原発巣が取れなければ化学療法になります。4期の5年生存率は15%くらいです。
 

 原発巣と遠隔転移したがんが両方取れなくても化学療法を行い、もし、がんが小さくなれば手術することも多くなっています。大腸がんの助かる確率は、がんの中では高いほうといえます。
 


ヤバイ!大腸がんとは?


 大腸がんの中には、急速にがんが大きくなって助かりにくい「内分泌細胞がん」というものがあります。これは大腸がんの検査でも、通常はそれを疑って診察することはないくらい「珍しいがん」といいます。
 

 内分泌細胞がんは、がんの組織からホルモンが分泌されるものです。通常、ホルモンは副腎、甲状腺、下垂体などの決まった臓器(内分泌臓器)から分泌されています。
 

 内分泌細胞がんは、がんの組織からごく稀にホルモンの過剰分泌になっているもので「内分泌型のがん」と呼ばれ、手術でがんを取り除けば、ホルモンの過剰分泌は無くなります。
 

 大腸がんの自覚症状の有無や病気の進行状況・程度は人によって異なりますので、がんの始まりと終わりも人さまざまということです。したがって、「助かるか」「助からないか」は、見つかった時点でどれだけ進行していたかの一点にかかっているとされています。

大腸がんの発症要因!


 大腸がんになる原因としては、運動不足や肉の多食、過度の飲酒、便秘や肥満など上げられます。最近では、このほかにビタミンDの不足も大きな原因としてあげられています。

 ビタミンDの不足については、食物を通して摂取するほか、日光に当たる時間を増やすことの大切を認識しておく必要があります。

 紫外線は、皮膚がんの原因ともなるため、日光を浴びて歩く時間は、15分くらいても構いません。毎日歩くことで大腸がんを予防できます。

大腸がんになりやすい人


1.運動不足の人。
2.タバコを吸う人。
3.肉を多食する人。
4.酒をよく飲む人。
5.肥満の人。
6.あまり日に当たらない人。

大腸がんの兆候


1.便の周囲がうっすらと血で赤くなっていたり、血が混じったりする。
2.便秘と下痢を頻繁に繰り返す。
3.細い便、便残感、排便後すぐに便意がある。
4.貧血や貧血による立ちくらみが起こる。
5.食欲不振、腹部膨満感、下腹部痛が起こる。

大腸がんの対処法


1.肉の多食を控える
2.飲酒の量を減らす。
3.野菜や海草類をとり食物繊維を補う。
4.適度な運動をする。
5.禁煙する。
6.日光を浴びて15分くらい歩く。

大腸がんの予防・改善法


1.運動不足で太陽に当たない人がなりやすく、防ぐには日の光を浴びて
  15分歩く(佐久間淳「老人病研究会監事」医学博士)
2.有機ゲルマニウムで大腸がんの再発、リンパ節への転移からがん消失
  (福島裕子 西川口クリニック院長
3.ハナビラタケで大腸がんが消えた
  (倉持恒雄 福岡せんしんクリニック 医学博士
4.バイオシートで大腸がんの高熱がさがり、検査値も安定
  (鹿島田忠史  誠快医院院長
5.ビタミンDで大腸がん予防
  (井上正子 日本医療栄養センター 栄養大学講師)
6.新型ワクチンで大腸がんが消えた!
  (阿部博幸 癌治療 九段クリニック理事長
7.全がん
  (がん共通の予防・改善法を参照して下さい。)
 

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