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コーヒーでストレス緩和

 

 


コーヒーのがん予防効果は?


 コーヒーには、ある一定のがん予防の可能性があると言われています。それは、結腸がんや肝臓がん、すい臓がん、子宮体がんを予防するというものです。

 実践女子大学田島眞教授によれば、コーヒーには、糖の吸収を抑え、腫瘍細胞の増殖を促すインシュリンの過剰な分泌を防ぐ作用があるため、がん予防だけでなく糖尿病にも効く可能性があると言います。

 厚生労働省の研究班は、コーヒーの摂取と肝臓がんの発症率について調査しています。その結果、コーヒーをほとんど飲まない人に比べて、ほぼ毎日飲む人は、男女を問わず肝臓がんの発症率が半分だったのです。

 さらにコーヒー1日の摂取量がふえるほど肝臓がんの発症率は低下し、1日5杯以上飲む人では、肝臓がんの発症率はほとんど飲まない人に比べて、4分の1まで低下したといいます。

 詳細はまだ研究段階とされていますが、厚生労働省の研究班の見解では、コーヒーには炎症を和らげる作用があるため、C型肝炎の進行を抑え、肝臓がんへの進行をくい止めるのではないかと考えられています。

 コーヒーには、クロロゲン酸をはじめ、沢山の抗酸化成分(活性酸素を消去する作用のある成分)が含まれ、これが肝臓がんを防いでいるという報告もあります。

 クロロゲン酸とは、ポリフェノール(植物の色素や苦み成分)の一種で、コーヒー豆の香りや酸味のもとになっている成分です。

 クロロゲン酸をたくさん摂るためには、低温で焙煎(食品を容器に入れ水分を加えず加熱)した浅煎りのコーヒー豆を使ったコーヒーを飲むのが効果的です。

 クロロゲン酸は、コーヒー豆を高温で焙煎するとその多くが失われてしまうからです。そこで、コーヒー豆を選ぶときは、「浅煎り豆を使用」と表示のあるアメリカンブレンドが最もお勧めです。

そもそも アメリカンコーヒーとは、最も贅沢なコーヒーの飲み方で、薄緑色のコーヒーの生豆を焙煎して、いわゆる、茶色いコーヒーにする過程で豆を極めて浅く煎ることにより出る独特の味を楽しんでいたようです。

 そして、これを入れるにはかなりの量の豆を使用することになるので、とっても贅沢な飲み方であったのですネ。

スターバックスのようなコーヒーショップ等のチェーンにより、急速に日本の食文化に広められたことで、それは「アメリカンコーヒー」と呼ばれるんですネ。

 インスタントコーヒーにも、浅煎りの豆がよく使われていますので、これもお勧めです。また、80℃くらいのやや低温でコーヒーを入れると、クロロゲン酸を十分に抽出することができます。

 家庭で簡単、手軽にプロ並みの本格コーヒーを楽しむのなら「ネスカフェ バリスタ」が手ごろでいいですネ。  ただ、コーヒーの摂りすぎは、不眠症や膀胱癌、胃潰瘍を発症させる危険性もありますので、過剰な摂取は禁物です。

コーヒーはすい臓がん発症に関係する?!


 厚労省研究班が'08年1月に発表した大規模な疫学調査があります。これは、全国14万人を10年という長期間追跡して「生活習慣とがん、脳卒中、心筋梗塞の関係」を調べたものです。

 この結果によれば、「乳製品を多く摂る人は、前立腺がんのリスクが高い、コーヒーは男性のすい臓がん発症と関連があるということがわかりました。

 このように、厚生労働省の研究班の調査は、先述のコーヒーと肝臓がんの発症率については、一定の予防・抑制効果があるとしていますが、すい臓がんに対しては、逆にがん発症に関係するという結果を発表しています。

 コーヒーががん発症に関係するかしないのかよりも、このようなデータに神経質になることなく、生活習慣を改善するよう心がけることのほうが大切です。
先を読む前に、どうぞこちらの「コーヒータイム」をお楽しみ下さい。 コーヒータイム

カフェインの働きでドーパミンが増える


 コーヒーは「眠気覚まし」になるという話しはよく聞かれます。これは、コーヒーに含まれるカフェインによって発揮されるものですが、それ以外にも脳に対するさまざまな効果が報告されています。

 まず、カフェインには、間違いを見つけるなど、脳の注意力や認知力を高める作用があることが分かっています。これは、帯状回(大脳の内側面にあり、感情の形成、学習や記憶にかかわる部位)の活性化が関与されているとされています。

 しかし、帯状回をはじめ、注意力や認知力にかかわる脳の領域の働きをカフェインが活性化するのです。また、カフェインによる脳の活性化には、神経伝達物質のドーパミンの働きもかかわっているといわれています。

 ドーパミンは、快感、やる気、意欲といった情報を伝える神経伝達物質です。コーヒーを飲んだ後に「頭がスッキリするとか、眠気が覚める、或いは、気分が晴れやかになる」などの作用はこのドーパミンが関与していると考えられています。

 また、カフエインには、ストレスを軽減させる作用があることも報告されています。ラットの脳にストレスを加えると、神経伝達物質の一つであるセロトニンが増えます。

 しかし、前もって、カフェインを投与したところ、セロトニンの増加が抑えられたというのです。ところで、セロトニンは人の気持ちを穏やかにさせたり、安心感を持たせたりする神経伝達物質です。

 ということは、セロトニンが増えるほうがいいのであり、セロトニンが減ることは、悪いことだと捉えてしまうかも知れません。しかし、この場合は、脳がストレスに対抗しょうとした結果、セロトニンが増加したと考えられます。

 つまり、この実験結果から、カフェインによってストレスが軽減されたため、セロトニンを多く分泌する必要がなくなったと見られます。

 コーヒーにはもう一つ、メラノイジンの働きがあります。メラノイジンは、コーヒーの生豆を焙煎したときに、アミノ酸が化学変化して生じる褐色色素です。

 このメラノイジンには、抗酸化作用やコレステロール抑制作用のほか、乳酸菌を増やして腸の働きを活発にする作用が認められています。また、胃がんを誘発するニトロソアミンに、メラノイジンを添加するとその生成が抑制されるといいます。

 また、メラノイジンには、消化器系において、糖質を分解するアミラーゼ酵素の活性を抑制する作用があり、この働きが糖尿病の予防や改善につながると考えられています。

 このような観点から、コーヒーが脳に関する症状や病気に抵抗する上で、役立つことが分かります。ストレスは脳の大敵で、様々な脳の病気を引き起こします。

 特にがんの患者にとって深刻なのは、ストレスの影響による免疫力の低下ですから、そうならないようにコーヒーをお役立て下さい。

運動前にコーヒー飲んで脂肪を燃やす!


 最近、コーヒーにはいろんな健康効果があることが知られるようになってきました。京都大学応用生理学の森谷敏夫教授は、コーヒーを飲むと自律神経が活性化され、脂肪燃焼が高まることを明らかにされています。

 カフェイン入りとカフェインなしのコーヒーを比べると、カフェイン入りの方が自律神経を活性化する効果が高かったのです。

 自律神経は、満腹感と空腹感のバランスをとり、体重を一定に保つ働きがあります。加齢や偏った食事、運動不足でこの働きは低下し、その結果、肥満につながると考えられています。

 森谷教授のおすすめは、運動30分前のコーヒーです。ウォーキングや自転車など軽い運動の前にコーヒーを飲めば、脂肪燃焼が促進されると言います。

 コーヒーは、ブラックで飲むことが大切です。砂糖を入れると、脂肪が使われる割合が低くなってしまいます。コーヒーの飲み過ぎはよくないですが、楽しみながら自分に合った量を飲むといいでしょう。

動脈硬化を防ぎ血管を丈夫にする


 コーヒーの有効成分はカフェインだけではありません。ポリフェノールという動脈硬化の予防に役立つ成分も多く含まれています。  動脈硬化が進行すると、血液がスムースに流れなくなり、心筋梗塞、脳梗塞や脳溢血の原因になります。一時期、赤ワインが動脈硬化を防ぐ食品として、赤ワインが大ブームを巻き起こしました。

 これは、赤ワインの主成分であるポリフェノールに、血管を丈夫にして、血流を高める効果があり、動脈硬化の予防につながると脚光を浴びたのです。

 実は、コーヒーには赤ワインと同じくらいのポリフェノールが含まれています。一説によれば、日本人は、一日に摂取するポリフェノールの薬半分をコーヒーでまかなっていると言われています。

 血管を丈夫にし、血流をうながすという面で、コーヒーは脳の健康にも役立つと言えるのです。「過ぎたるはおよばざるがごとし」です。

 コーヒーの飲み過ぎは虐に健康上の問題を起こします。今まで、生活の中でコーヒーを取り入れていなかった人は一日、1、2杯を目安にされるとよいでしょう。  
 

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